超溺愛ブラコン妹の彼氏
この余韻に浸っていたら

「ちょっと、みー君?何時まで紗輝ちゃんにへばりついてるつもり?親父帰って来るから離れてょ」
ご立腹の空那が仁王立ちしていた。

「空那、みー君は私を守ってくれたの。だから、みー君を怒らないで!」

「わかってるょ、話しは聞こえてたから。だけど解決したでしょ。そろそろ離れたら?」

'みー君ありがとね'っと耳元で言い離れようとしたら

ギューと抱きしめられ

'離れても俺が守ってやるから。紗輝はもぅ俺のもんだから、な?同じように耳元で囁かれた。

'返事は?'

'お願い…します'

顔をあげみー君を見たら目と目が合いお互い照れた。

私をソファーの隣に置いて手を繋いだみー君。

「空那先輩!2人やっと離れたのに手繋いでる!」

あぁ萌ちゃんに告げ口されちゃったぁ。

「んじゃ2人の真ん中に座っといて!」

「了解です!」

いうやいなや私とみー君の間に萌ちゃんが割り込んで来て繋がれていた手は離された。

「萌、空那のしもべにでもなったのか?」

「紗輝をひとりじめする美景が悪い」

と言い私の手に手を絡め

「こうすればさっきと同じでしょ?」

萌ちゃんスマイルを炸裂させた。
「あーあ、せっかくいい雰囲気になったのにぃ萌ちゃん意地悪だねぇ。空那君のスパイにでもなったの?」

実雷先輩をキッと睨みながら

「俺だって紗輝が好きなの!」

って言った時、鍵の音がし'ただいまぁ'ってパパの声がした。

その声が嬉しくて玄関に駆け出した私。

「パパ!お帰りなさい!」

抱きついた。

「あぁ紗輝ちゃん、熱いお出迎えありがとう。元気になったみたいだね?」

パパも私の背に手を回してくれ抱き締めてくれた。

「うん!心配かけてごめんなさい。でももう大丈夫。渚君のおかげ。あっ今ね渚君達が冷蔵庫にあるもので夕飯作ってくれてるの」

「あっじゃあ、これ持ってって。さっき世那から連絡もらってデパ地下で買って来たから」

パパに言われた物をみてみた。

サラダにパスタにお寿司にたっくさんあった。

「一杯だね。パパありがとう」

私の頭を優しく撫でてくれ

「着替えてくるね」
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