超溺愛ブラコン妹の彼氏
言われてみれば嫌な視線を感じ見てみると空那お兄様が仁王立ちしていた。

鋭い眼光を私達に向けて。

みー君から離れようとしたら'俺も一緒に謝る'って言われて手を繋いで空那の前にたった。

「ごめんなさい。私がずっとみー君の事拒んでて…今ねやっとワダカマリがとれて仲良くなったの。許してくれる?」

「来て?紗輝ちゃん」

真顔で言われみー君の手を離そうとしたら悲しい顔してて

「空那のとこ行かせて?大事なお兄ちゃんなの。みー君は私の彼でしょ?」

一瞬緩くなった指をほどいて空那の前にたった。

途端抱き締められた。

「みー君、ここでは盛らない約束でしょ?破っちゃ駄目じゃん?」
「みー君を責めないで!私が頼んだの。私の要求を聞いてくれたの。ごめんなさい」

「わかった。んじゃあ俺とも仲直りのキスしようね、消毒も兼ねて」

妖艶な笑みをし角度を数回かえたキス、多分わざとチュッと音を出してると思われるキスをしてきた。

あっで・も!俺とも仲直りのキスしようねって言ったょね!?

って事は見られてたんだ…

「空那、どこから私達を見てたの?」

「さぁ?消毒完了♪俺、こっちにいていい?みー君から紗輝ちゃんを守る為に」

「空那の頭の中も紗輝ちゃんでいっぱいなんだねぇ。どっかの誰かさんと同じだぁ」

実雷先輩に言われ

「ソイツ以上だょ、わりぃ?」と返し私が座ってた席に空那が座り私を横抱きして座らせた。

「みー君も座って?紗輝ちゃんが悲しむから」

チッと舌打ちしながら席に座るみー君。

「空那たん、皆でデザート食べょ」

「あぁい。じゃあボーイさんに用意してもらおうねぇ。俺ここから離れると狼さんに襲われるからっ。って事で実雷、お・ね・が・い♪」

お茶目だけど艶っぽさを含めながら実雷先輩に言ってのけた。

「はい!?何で俺が?ここは空那君家でしょう??さっきまでボーイまがいな事やってたじゃん」

「あぁごめん1人じゃ出来ないかぁ、ヘルプで未稀椰お・ね・が・い♪俺が頼んでるけどぉ食べたいのは紗輝ちゃんだょぉ。断ったら出禁にするょ?」

未稀椰先輩…あいた口が塞がらない状態になっちゃったょ!?
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