超溺愛ブラコン妹の彼氏
紗輝ちゃんを返してくれて、ありがとね。で・も、無傷でじゃないのが気に入らないけど」

「消毒したんだろ!?じゃあいいじゃんかょ!」

2人で笑い合っていた。

そんな2人をみて私も嬉しくなった。

「みー君だけを責めないで!私も同罪だもん…」

「紗輝ちゃんに言われちゃかなわないや」

空那が頭を撫でてくれた。

「2人のイケメンボーイさんお世話になりました」

「いいえ、姫の為なら何でもやりますょ」実雷先輩。

「姫はいつも笑っていて下さい。悲しい顔は似合わないですょ」未稀椰先輩。

「みー君、お兄達がいないとこではラブラブしようね」

「俺以外の男と仲良くすんなょ?まぁ誰にも紗輝は渡さねぇけど」
私だってみー君を渡さないからね。

「空那たん、さっきの続き食べたい」

「あっだねぇ」

ニコニコしながら食べさせてくれた。

「私ね、一番好きなのはパパとお兄達。だからね」

「それはわかってるけどぉみー君とのラブラブって何するの?」

うわぁスルーしてくれたかと思ってたのに…。

「手繋いでデートとか、みー君家にお邪魔してお掃除して食事作ったりとか?」

「自分で言ったクセに'?'マークって変じゃない?」

痛いとこを突っ込まれてしまった。

「もぅいいじゃない!それより…夜…一緒に寝てもらえる?」

「うん、髪の毛乾かしたら一緒に部屋行こうね。たまには俺のベッドで寝る?紗輝ちゃんのより大きいから一緒に手繋いで寝られるょ?」

「うん!!あっそしたら明日は世那とそうしないと。拗ねちゃうもんね」

空那と笑い合っていた。

どっぷり2人の世界に浸っていた。

周りは冷ややかに見ていたらしい。


気付いたらこっちもリビングも料理がなくなってて世那と渚君ととりまきの生徒会メンバー女子軍がコーヒーをいれてくれてた。

洗い物もしてもらえて、すっごく感謝。

「もぅすぐ皆とお別れだね。楽しい時間が過ごせたんだけど寂しいな」

「そんな事言・わ・な・い。お兄様達がいるじゃないですか?姫には」実雷先輩。

「そぅですょ。明日になれば愛しの彼とも会えますょ」未稀椰先輩。

「そんなにみー君と離れがたいの?」
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