続・天使が舞い降りた。
くだらない嫉妬心。
情けなくてたまらない。
だけどもう歯止めが利かなくてー。
「…ごめん」
辛そうな顔をしている凛に気づいて、俺はそう謝るしかなかった。
「ごめん、くだらないこと言った」
凛はゆっくりと首を横に振って、俺の胸に頭を埋める。
凛の温もりが伝わってくるー。
「私こそごめん。さっきはビックリしたし、何でって思った。それは否定できない」
「…」
「確かにまだ100%忘れたわけじゃないし、振り切れてたわけじゃない…。俊介さんは初めての彼氏だったし本当に大好きだったから。多分、一生心のどこかにいると思う」
凛は泣きそうな声で言葉を続ける。