いつまでも。
*大嫌い
有史と遊んでから2週間が過ぎた。
私は有史のことばっかり考えていた。
そしてある日…
春と優真でトランプして遊んでいたら
拓真がうちのクラスに来た。
「ちょっと来て。」
「でも今…。」
「いいから。」
「分かった。春、優真ごめん!
ちょっと行ってくるね。」
2人揃って
「了解~。」
と言った。
そして裏庭に拓真と
2人きりになった。
しばらく沈黙になった。
私が最初に沈黙を破った。
「話って?」
「なんでメール捲ったまんまなんだよ。」
「あぁ…。」
「んで返事聞かせてよ。」
「ごめん。うち無理だよ。
今さらより戻すこと出来ない。
お互いにとってよくない気がする。
だからごめん。」
「俺は、おまえしか見えないんだ。」
「それでもごめん。」
「こんなに優がスキなのに…。」
「うちスキな人いるの。」
私は嘘をついた。
…………
いや、嘘じゃない。
本当のこと。
私は有史のことが…
スキなんだ。
「誰だよ?
この学校のやつか?」
「拓真に関係ないじゃん。」
「あるよ!おまえのことスキだし!」
「だから振ったんじゃん。」
「だけどなっ…」
「しつこい。大嫌い。
教室戻る。」
「おいっ…」
私は拓真に呼びとめられたが
無視をして教室に戻った。