いつまでも。
「またあとで聞くんで
教えてくださいね。」

と有史に頼まれた。


私は新しい先生の話を
聞かずに考えていた。
教えた方がいいのだろうか?
それとも2人の思い出に
するべきなのかな?
考えて考えて考えた。






そして入学式も終わり、
優真にいままでのことを言った。

「そっか…。
俺はお前が幸せならいい。
お前が出した答えなら
俺はお前を応援するから。」

優真はいつまででも優しかった。

「優真…、ありがとう。」

私は優真にお礼を言って
有史のもとに走っていった。

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