現実俺様彼氏。




「終わりました。」




「ご苦労様、…てか、怒ってんだろ」




そりゃ当たり前でしょ?!手伝うフリして
人の胸触って…。





「別に…」




ぐっと腕を掴まれて、東條さんの方へと引き寄せられた。




「触ったから怒ってんのか?」




耳元で喋られるとくすぐったい…。




「悪かったな」




…東條さんが謝った?




この人でも謝ることって…。






《かぷっ》







「ッ!!///」




背筋にビリっとしたものが走った。




「ちょっ…!///」




東條さんの胸を押し返して噛まれた耳を押さえた。




「油断するからだぞ、俺といるときは油断禁物だ。」




そう言いながら東條さんは眼鏡をかけた。




「突っ立ってないでオフィスに戻るぞ。」




何なの…、この変態上司はあ~!!!






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