現実俺様彼氏。




「誠~、昼食う時に出えへんか?可愛いOLが、ぎょうさんいる店あんねんで!!」




「田崎、悪いけど僕は行かないよ」




「行こうや~!!」




「行かないと言ったら、行かないよ」




「ツレないやっちゃな~、…せや!くるちゃん!一緒に行かへんか?!」




「わ、私ですか?!」




くるちゃんなんて言われたの初めてだ!




「田崎、鷹島くんが困っているからいい加減にしとけ」




「くるちゃん、今度デートしようやあ~!」




「…は、はぁ。」




「鷹島くん、君は集中しなさい」




「すいません…」




目線を透の方へやると、東條さんを見ていた。




気にかけて欲しそうに東條さんを見ていた透。




私はチクンとした胸の痛みを覚えた。




< 28 / 90 >

この作品をシェア

pagetop