現実俺様彼氏。
「バカなこと言わないで下さいッ!!」
心臓うるさいっ!!
「今の女達は俺様好みの奴が多いのに、貴様は違うのか?」
き、貴様あ~?!
「貴様じゃないです!!鷹島です!!」
「早く終わらせてくれよ」
「…東條さんは帰社しないんですか?」
「物わかりの悪い部下の為に残ってるんだよ」
意地悪な笑みを浮かべて私を見た東條さん。
「帰社しても大丈夫ですよ?さっき教えてもらったんで」
だって東條さんだって疲れてそうだし…
「いいから早く終わらせろ」
フイッ、と私から視線をずらした東條さんは、オフィスから出て行った。
私は必死になって修正作業にかかった。