現実俺様彼氏。
「お前、いい飲みっぷりだな」
「あ…」
上司の前でこんな失礼な…、私なにやってんだろ!!
「何も気にすんな。ストローでチューチュー吸う奴より、がぶ飲みする女の方が好きだ」
どうゆう意味ですか?!
「ったく、赤面症治せよな」
東條さんは笑いながら言った。
「好きで赤面症なわけじゃないですぅっ!!」
私は帰る支度をするためにもう一度デスクに向かった。
「おい」
「なんですか!!」
東條さんに呼ばれて振り返ると、すごく近くに東條さんがいた。
「唇、」
そう言って顎を掴まれた。
キスされる?!
私はギュッと目をつむった。