現実俺様彼氏。
「新入社員のみんな、改めて歓迎する。
我が社は大手デザイン会社ではあるが、今の状況に満足せずに、もっと飛躍していきたいと思っている。君たちに存分に期待している。頑張ってくれ。申し遅れたが、私は社長の佐伯騰哉(さえきとうや)だ。これからよろしくな」
…社長若い!30代前半って感じ!
若くて、その上かっこいいなんて…。
この会社恵まれすぎな気がする。
透をチラ見するつもりが、ガン見になってしまった。
前で喋っている社長に目がハートになっている。
「透、大丈夫?」
「胡桃…、私キテるかも。」
透ってば気が早いんだから…。
「今日は君たちの歓迎会だ。交流を深めて存分に楽しんでくれ。乾杯。」
「「乾杯~」」