数億年後
いやだ!いやだ!
気持ち悪い!
私はそう思いながら全速力で逃げた.
まっすぐ走り、角を曲がり、またまっすぐ走り、角を曲がり
いつしか体が暖まってきた.寒いという感情を消えないのだけれど
・・・もうなんなの??・・・やめてよ
恐怖と絶望感で涙がでてきた
誰かまともな人はいないのだろうか・・・
そしてまた私は後ろに気配を感じる.
いやだ・・・!――――いやだ!
一瞬で振り返り、一瞬で誰かわかった
またあいつだ