君までのキョリ


目の前には生徒帳らしきものが落ちていた。

大事なものだし、また、職員室に行かないと。

「あ、ちょ、そこの人!それ、俺の!!」

「へ?」

ふと、後ろから声がした。
校内には、生徒は一旦下校でほとんどいないはず。

落とし主さん、戻って来たんだ。





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