ロリコン♂と鈍感♀



結局そこまでしたのに誰のことも好きになれなかった。



逆に思い知らされただけだ。


俺にはりかしかダメだって。




それでも高校3年間粘ってみた。

そのせいで高校で俺はものすごい軽い男だと思われていた。


違うんだ。

実は自分でも信じられないくらい一途なんだ。

なんて口に出して言わないけど。

きっと1番一緒につるんでいたアイツなら分かってくれてたはず。

きっとね(笑)。




そんで大学で今度こそ運命の出会いがあると願って進学したけど。

期待は裏切られた。



そうしてうじうじしてる間にも、りかとはちゃっかり遊んでる訳で。


りかは年々可愛さを増していくばかり。

そんなんだから俺の気持ちも同じように増す一方。

いつの間にか無視出来ないくらい好きになっていた。



高校生になったりかに俺は決心した。

告白しようと!




フラれる?

そんなん関係ないさ!

告ってすっきりさせるんだ。


てゆうか、きっとりかだって俺のこと好きだと思うなっ。

俺の部屋しょっちゅう来るし。

用もないのに来るし。



うん。間違いない。



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