愛してない
 




「噴水広場は無理かな…」


あたしは呟いた。


龍は話を聞いていない。

スキップしている龍を
見ていたら自分も松葉杖なんか
なくても歩ける気がした。




そして松葉杖を放し立ってみた。





 
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