僕のぽっちゃり彼女
「真菜はなんとか卒業したけど、
短大は地元を離れた。
地元に真菜の居場所はなかったの。」


俺はその話に怒りが込み上げてきた。


「タケルは? 真菜ちゃんを
かばわなかったんですか?」


「かばうわけないわ。
幸恵ちゃんを失いたくなかったんだもの。」


「なんだそれ・・・」


拳を握り締めて怒りを
必死に抑えてる。


真菜ちゃん・・・


「真樹くん、あなたに真菜を変えられる?」


怒りに震える俺に
千春さんは冷静な口調で言った。




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