反則Lovers
そう真剣に言われて
さらに顔が真っ赤になる私


授業始まりのチャイムがなっても立ちすくんでいた

「翔希…あのね…」

そう言ったのはいいけど
先の言葉が出てこない
どうしよう…
涙が溜まってきた


「…海…キスして?」


翔希が私に言った


「えっ!!??///ちょっ!それわ…!!!!」

両手首を掴まれ
身動き出来ない私

「ちょっ!しょーき!やめてよ!」

そういっても
徐々に近づいてくる顔



涙がこぼれた

あ…ファーストキスが…









覚悟して目を閉じると






どんっ!

なんかの音がしたと同時に


「…んっっ」




私の
ファーストキスが奪われた
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