双子悪魔のホームステイ
「そうそう、クレイー。結祢ちゃんがさ、俺達はここに居ていいって言ってくれたんだよ!」
ようやくクレイの上から体を退けて、嬉しそうに満面の笑みを浮かべて言うディザスに、
「クレイ君が回復するまでという条件付ですけどね。これ以上の厄介事はごめんですから。」
結祢が付け加える。
クレイは訝しげに眉根を寄せて、上半身だけ起こす。
「はあ?何、甘えたこと言ってやがんだ、結祢。天界人に一瞬でも関わった時点で、おまえにも天界の匂いが付く。俺様達が居なくなっても、天界人に狙われるぜ?」
「えっ……」