双子悪魔のホームステイ
「へたれ親父は黙ってやがれ。……わかった、着いて行ってやる。」
「そうこなくちゃな!」
嬉しそうにパンッと手を打ち鳴らすディザス。
しかし、クレイは少し迷惑そうな顔だった。
「もちろん、おふくろは知ってんだよな?」
「知って……おるはずじゃ、たぶん。そうじゃなかったら、わしが後でちゃんと言っておく……。」
「……本気で頼りねえな、親父。」
呆れたようにため息をつくクレイ。
そのやり取りを横目で見ながら、ディザスは一枚のハガキに何やら言葉を書いていたのだった……。