【完】王子様と甘いキス







「ごめんね……沙耶」


莉乃は申し訳なさそうに言った。




「ううん……私こそごめん……ちょっと、言い過ぎちゃったね」


「沙耶……」


「ごめん。私、図書室で調べものしてくる……」



私はそう言うと、そのまま教室を出た。




みんなの冷たい視線が、すごく痛かった。







< 101 / 267 >

この作品をシェア

pagetop