【完】王子様と甘いキス







「沙耶……」


「もーやめて!!……それ以上、何も聞きたくないの……」




私はそう言うと、床に座り込んだ。




「…………」


「お願いだから、もーそれ以上何も言わないで……」


「沙耶……聞いてくれ」

「いや!!……私はアンタなんか大っ嫌い!!」



私はそう言うと、溢れ出て来る涙を制服の袖で拭った。







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