【完】王子様と甘いキス







「早く、こっち向いて」

「……む、ムリ」


「何でよ。好きなんでしょ?……あたしのこと」



沙耶はそう言ってニヤリと笑うと、体を密着させてきた。


……何だ?!




「さ……沙耶?」


「ねー。いーこと教えてあげる」




沙耶は俺を見上げて言った。







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