夜空と夜桜
「アハハ!
確かにそうだよねー
あ、ここでいいよ
またね!
頑張れ、なっちゃん!!」
恋歌はそう言って、鼻歌を歌いながら帰っていった
「頑張れって言われても…」
何を頑張ればいいのか分からない
あたしは、恋歌の背中を見ながら一つため息をつくと、家に帰った
「ただいまー」
お……
いい匂いがする……
智哉が夕食を作ってるんだろうな…
手伝わなきゃ…
あたしは、荷物を置くために、一度部屋に戻る
「あ、なっちゃん!
おかえりぃ!!」
「夏姉、おかえり」