夜空と夜桜
2章★変わる心~☆朔夜目線☆~
「すいません……
貴重な休みなのにわざわざ来てもらって……
何度も言ったんですけど、朔夜さんに会いたいって聞かなくて…」
俺が店に入ると、電話をくれたスタッフが謝ってきた
「いや…仕方ないし、気にすんな」
俺は鏡の前で身だしなみを整える
「サクはまだなの!?」
奥から、甲高い声が聞こえる
そして、それをなだめるような声も。
俺は軽くため息をつき、客のいるいつもの仕事場へ入る
「すみません、遅くなりました
サクです♪」
いつものように愛想笑いして客の前に行く