夜空と夜桜
「アハハ…きっついなぁ…」
苦笑した、萩原…さん。
一応、目上だから、さん付けしないとね…
本当は、したくないんだけど…
「…なんでホストなんかしてんの……?」
「ん~…
まぁ、儲かるし、女の子は沢山いるし……
飢えることがないからねー♪」
……あぁ、やっぱり男は最低だ…
「…あっそ」
「あれ?呆れた??
……まぁ、実際は飢えることがないっていうのは嘘
客になんか、手出さないよ…」
……そう言った萩原さんの顔は、つらそうにしていた…
多分、過去に何かあったんだと思う
「…ごめん、嫌なこと聞いたっぽいね」
あたしもそういうことが前あったから、分かるんだ…――