夜空と夜桜
夏琉の過去
あたしは、夕食を食べた後、お風呂に入り、湯船に浸かりながら思い出していた
そう、あれは確か、クリスマス……
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「夏琉!!」
「健(けん)♪」
中学二年のあたしには、彼氏がいた……
健は、四つ上の高三で、とても優しかった
健は、友達の親戚で、初めてあったときから、息が合っていた
「夏琉、今日俺ん家来ない??」
今日は、クリスマス……
あたしは、健とデートをしていた
「え?いいの?」
付き合ってから、一年以上が経つのに、あたし達はまだ、手を繋いだこともなかった
だから、家に来ないか、と言われたときもしかしたら……って、少し期待したんだ