夜空と夜桜






「もちろん♪





だってさぁ……俺ら、付き合って結構経つだろ??




夏琉のことは、大事にしたいからまだ手は出さないけど…




…家に呼ぶくらいはいいかなって思ってさ」






そう言って、はにかむ健に、ドキッとしながら、あたしは答えた






「そっかぁ……じゃぁ、行く!!」






そして、あたしたちは、すぐに健の家に行った






「お邪魔します……」





初めて、健の家に入り、緊張するあたし





「ただいま…って言っても、誰もいないけど」






その言葉を聞いて、あたしは目を開く




「え……」



そんなあたしを見て、悲しそうな顔をして健は言った




「俺と二人きり、嫌?」









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