夜空と夜桜








あたしは、激しく首を振る






「そ、そんなことないよ!!






ちょっと…ビックリしただけだから」






必死でそう言うと、健は安心したような顔をした






「なら、良かった……






部屋こっちだよ」







健に誘導されて、入る






「適当に座ってて。






ちょっと電話してくるから」






そう言い、携帯片手に部屋を出て行く健





「あ、うん」






健に、座っとけとは言われたけど、どこに座ればいいのか分からず、あたしはそのまま荷物を持ったまま、立っていた









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