夜空と夜桜
部屋に入ってきたのは、男二人と女一人だった
「よう!!」
「この子が、健の言ってた夏琉ちゃん??」
大きな目をした男が、健にそう聞いて、あたしをまじまじと見る
健が、友達にあたしのことを言ってたかと思うと、少し嬉しかった
「そう。
いい女だろ??」
あたしに微笑みかけながら大きな目をした男に言った健に、あたしは赤面する
「確かに、いい女だな」
大きな目をした男とは、違うもう一人の髪の毛が少しはねている男がそう言った
「ま、立ち話もアレだし、部屋入れよ
…今は、親いないしな」