いじめ。―Life―
「ど、どうしたの?」
「あぁ...ゴメンね。気にしないで」
「久しぶり、瑠璃ちゃん」
優梨ちゃんは少し笑った。
さっきの、何だったの?
「優梨ちゃん、学校案内してくれるんだよね?早く行きたいな!」
「行こうよっ」
「じゃあ、付いてきて」
なぜ、学校を案内するのかわからなかった。
けど...
ここの高校は人気だし、一度来てみたかったのかもしれない。
ちょうどいい機会だと思った。
「.....」
校内を歩く時、すごく会話がなかった。
それも不思議だった。
それと...
後ろから付けてくるこの高校の女子も。