いじめ。―Life―
ガラッ
「あなた達、何してるの?」
入ってきたのは、この学校の先生と思われる人。
若くて美人。
もしかしたら、助けてくれるかも。
...なんて思ったあたしがバカだったみたい。
「え?優梨に聞いてませんかぁ?」
「あ...あぁ。聞いてるけど...そのことなの?」
「そうですよぉ!もう優梨と雅帰っちゃって、あたし達も帰るところなんですよ」
「そうなの?...」
先生は一瞬あたしを見たが、すぐに他の子に目を向けた。
「なら、いいわ」
そう言って出て行ってしまった。
...所詮、そんなもんか。
「ふははっ!!!前咲、見捨てられちゃったね~」