いじめ。―Life―




気付いた時にはもう遅かった。
店員に手首をつかまれ、逃げることなどできない。





「あなた、万引きしたの!?」





―バレた。






「その制服...星羅高校?連絡するわ。」
「や...止めてくださいっ!それだけは―…」
「何甘えてんの!自分のやったことでしょう!?」




...っ。






何でこんなことしちゃったんだろう。
馬鹿だ...。







その後、あたしの親が迎えに来た。






「お母さん...。」
「私はちゃんと育ててきたつもりよ。なのに...こんな...」





ごめんね。
ごめんなさい。






―もう、最悪だ...




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