いじめ。―Life―
キレたいのはこっちだっての。
探すの手伝ってやったのにお礼も無しとかふざけてるよ。
「もういいじゃん、見つかったんだし。さっさと朝練やろ!」
「だね!」
あたしは美亜の後についていき、練習を始めた。
美咲ちゃん…うざいんだよ。
サヤは美咲ちゃんと一緒にまだラケットがあった所にいる。
すごく友達思いだね。
それでもいいけど…
あたしは自分を第一に考えたほうがいいと思う。
「よく美咲ちゃんなんかといられるよね?サヤのヤツ」
「そうだね。でもサヤの事は悪く言っちゃ可哀そうだよ」
「んー…まぁそうだけど」
美亜と同じこと思ってたけど…
サヤは優しいから。
しょうがないのかも。