いじめ。―Life―


あたしも聞こえないくらいにつぶやいた。





「ごめんごめんっ!!許して?」
「…まぁ、いいけど。別に怒ってないよ」




美亜はこの場でだけ、謝った。





もちろん、本気じゃない。
…怒ってない?
怒ってんじゃん。





「もーっムカつく!!」
「だよね。いつサヤも入れて話し合うー?」
「今行っちゃおうよ!早く話したーい」



今は昼休み。




結構時間もあるし…ちょうどいい。
あたしと美亜は隣のクラスへ向かった。




静かにあたしはサヤの姿を探した。
あまり、美咲ちゃんにバレたくないし。




…あ、いた。




よかったぁ。





美咲ちゃんはいない。
今がチャンスじゃない?







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