紅一点?!イケメン学園?!
今は夕食の時間。
気まずい空気が流れている。
そんな空気をわざと明るくしようとガンバっているのがリュウ。
「なんか今日の夕飯超ウマクねぇ~??ユリ姉腕上げた?!」
「ホント?!そういってもらえると嬉しいー♪」
と、こんな感じで普段言わないようなことも言っている。
「リュウ、無理せんでエエよ」
「べっ・・・別に無理なんかしてねぇしッッ!」
そう言いながらもあきらかに動揺している。
「あははッ!リュウ無理してるのバレバレだよ~!!」
「無理してないって言ってんだろ!?」
私はガクのことを、この時は忘れていた。