大好き、幽霊君
ガラッ…
『起立、気をつけ、礼』
『今日は転校生を紹介するぞ』
ザワザワ…ガヤガヤ…
『うるさいぞー、じゃあ転校生入ってこい』
ガラッ…
『!?』
転校生と言われて入って来たのは
長いくせ毛で目が隠れていて
背が高く、暗いオーラに包まれた
ひょろひょろした男子だった。
『なにあれー…きも』
『暗っ!関わりたくねー』
みんなひそひそとその男子の悪口を言っていた。
『じゃあ、自己紹介してくれ』