大好き、幽霊君



『じゃあ、授業始めるぞ。128ページ開いて。』

千穂は考えた。この幽霊男子にどう接せれば呪い殺されないかと。

『あの…』

『うひゃあ!な、なんですかいっ!』

『僕まだ教科書持って無いので貸して貰えませんか…?』

『はい、どうぞ!お読み下さい!』

『ありがとうございます…』

明日は十字架持って来ようと思いながら千穂は机に突っ伏した。


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