大好き、幽霊君



『じゃあ、この問題を杉崎に解いてもらおうか』

『千穂!あんただよ』

『…ふぇ?』

『杉崎、この問題解けるよな?』

…解けませんっ!

『杉崎分かんなんじゃね?』

『は、はっ?わ、分かるし』

『目が泳いでるぞー』

『う、うるせっ!』

『千穂頑張れ〜』

『う、うん…』

『分からなかったら居残りな』

『は!?何それ、先生意味分かんない!』

クラスのみんなが笑ってる時、隣の幽霊男子は私のノートに何か書いてきた。


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