キミに、もう一度・・・。
「ひよりはね、生まれたときから心臓が弱くて…
 学校にもたまにしか行けなくって。

 でも、このごろは調子がいいって言って学校にいってたの。

だけどこのごろ顔色が悪くってねぇ…
『休めば?』っていったんだけどどうしても行きたいって言ってて。

あのとき止めていればよかった…」


そんな…
ひよは学校をサボってたわけじゃないくいきたくてもいけなかったんだ…

ガラッ

「あ! 先生!!ひよは!?!?」

「とりあえず、病室に入ってください」


病室には、たくさんの機械につながれたひよの姿があった。

「…残念ですが、ひよりさんはいつ亡くなってもおかしくない状態です」

そんなっ・・・


 
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