キミに、もう一度・・・。
「なんで?」

「なんでもっ!!!」

「ふ~ん…」

こいつ、笑うとめっちゃかわいい…
って!
なに考えてんだよ俺!!!

「今日は、しょうがないから授業出てあげる♪」

「『今日は』じゃないく毎日だっ!」

「やだよぉ~ん」

「はいはい。 とりあえず、教室に入れ」

「わかってるってば!」

ガラッ

「ん?」

ザワザワ

「姫宮ひよりじゃない?
 金髪だしっ! こわぁ…」

「ほんとだ!」

「あんま関わりたくないよねぇ」

なに言ってんだ、こいつら。
金髪ってだけで、人を判断するなよ…

『あの人とは、あんま関わりたくないんです』

俺も…
姫宮のことを、外見で判断してたのか?
俺、最低な人間だっ…

「…あたしって、そんなに嫌われてたんだ!!
みんなは、あたしがいないほうがいいんだよね?
いつもいなかったし…。」

「なにいってるんだよ?」

「ごめん、日向君。
あたし、帰るね」

そう言って走っていってしまった。



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