悪魔? or 天使?(上)



そして当日。



時刻は12時の10分前。



「早く来すぎた…?」


別に楽しみにしていたわけでもないけれど、

久しぶりの遠出に胸が弾んだのは嘘じゃない。



「美玲ちゃん、待った?」



すると、前方から優斗君が走って来た。



…ほう…


まさに今時の若者、って感じの服装だ。



あたしも若者だけどね。



「可愛いね、そのワンピース。

よく似合ってるよ」




「ありがと」



そうやって女の子を無駄に喜ばせてるんだろうなぁ…



んで、勘違いさせてバッサリ…



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