悪魔? or 天使?(上)





ピンポーン




こんな異常な状態でも、

チャイムは分け隔てなくお決まりの音を鳴らす。




しばらくして、明るい聞きなれた声が返ってきた。





『はぁい、水無月ですぅ』




いつもより間延びしたお馴染の口調。




間違えるはずもない。




優里だ。





< 308 / 333 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop