悪魔? or 天使?(上)




「……考えておきます……」



だから無理だって。




それなのに優里は真剣な顔して悩んだりして。



…本当に…




「…ばーか…」




「ふぇ?」




言われた意味がわからないのか、

目を丸くしている。




「会えただけで十分。

あ、そうだ。家の戸締りはちゃんとしてね」




「はぁい。心配しなくても大丈夫ですよぉ」




優里は無邪気に微笑む。




< 315 / 333 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop