悪魔? or 天使?(上)
今こいつ言ってはならないことを言ったな。
処刑するぞ、この詐欺師。
心から凄むと、優里は小さく肩を震わせた。
「ゴメンってぇ…
それより、また壊れそうとか泣いてたのは私の聞いた幻聴だったんですかぁ?」
そう。
カラオケを出た後、あたしはとうに限界に達していて涙腺が最高に緩んで、一番頼ってはいけない人に電話をしてしまった。
なんか文章変だけど…
とにかくその時のあたしは必死だった。
ってだけ。