夢のワルツ
運命のステップ
ある夏休みのこと。
僕は友人である修二の誕生日パーティーに招待された。
天井にはきらびやかなシャンデリア。
テーブルの上には豪華な料理の数々。
周りを見渡すと、高そうな時計や指輪をした人達が招かれていた。
やっぱり金持ちのパーティーは違うなぁ。
何で俺は呼ばれたんだよぉ。
そんな事を考えながら、ひっそりとパーティーに参加していた僕だった。
まぁ、参加といっても、出された料理を食べてるだけなんだけどさっ。
だってだよ。
周りのお嬢さん達と話していても、金持ちの話には到底ついていけない。
何たって僕は、修二の下で働く
普通のサラリーマンなんだから!!
悔しかった。
なおさら何で呼んだのか疑問だった。
とにかくやけ食いするしかなかった。