姫に乾杯*王子に完敗
あたしはいつも通り仕事をこなす
「ちわーっす!!」
午前10時
松崎君が出勤してきた
「遅刻じゃん!! 電話くらいいれなさいよ」
あたしが怒ると
「んなカリカリしないでくださいよ」
あたしより背が高い松崎君はポンとあたしの頭に手をのせた
そして耳元で
「あいつに近づかない方がいいっすよ」
小さいけれど怒ったような声で囁かれた
「次来たときは俺指名してくださいよ」
さっきとは打って変わって冗談を言うような明るい声…
松崎君は
「遅れてすみませーん」
嫌味無くさらっと言うと
あたしの向かいのデスクに座った…
今のなんだったの?
もしかして昨日あたしが松崎君の後付けてあのホストクラブ行ったのバレてた?
「ちわーっす!!」
午前10時
松崎君が出勤してきた
「遅刻じゃん!! 電話くらいいれなさいよ」
あたしが怒ると
「んなカリカリしないでくださいよ」
あたしより背が高い松崎君はポンとあたしの頭に手をのせた
そして耳元で
「あいつに近づかない方がいいっすよ」
小さいけれど怒ったような声で囁かれた
「次来たときは俺指名してくださいよ」
さっきとは打って変わって冗談を言うような明るい声…
松崎君は
「遅れてすみませーん」
嫌味無くさらっと言うと
あたしの向かいのデスクに座った…
今のなんだったの?
もしかして昨日あたしが松崎君の後付けてあのホストクラブ行ったのバレてた?