私と貴方を繋ぐ場所
(ちゃんと断らなきゃ。)
「あ、あの…、ごめんなさい…。私…あなたの事、知らないし、」
「これから知っていけばいいよ。」
「でも、」
「好きなんだよ。小日向さんを。小日向さんはこれから俺の事を好きになったらいい。それでいいじゃん。」
西島君は一方的な感情を私にぶつけながら、ジリジリと私に近付いてきた。
(そんな…。 ィヤ!)
西島君はいきなり私の手首を掴んで来た。
握力が強く、私は振りほどこうにも、振りほどけない。
「やッ…!やめて…。」
(怖いよ…、どうしよう…。)
「何で?嫌がる事ないじゃん。ねぇ、小日向さん?」
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