いちばんの星 -side episode-


「ラナ、君を…愛してる」



蘇る記憶…



ずっと言ってほしかった言葉が耳に届き、ラナの瞳から涙が溢れる。



何度も諦めようと思った…



忘れようと思った…



けれど、できなかった……


だって私は……



「俺と……結婚してくれ」



あなたを愛してるから…



ラナは優しく微笑んだ。



そして、しっかりと頷いた。



「……はい…」



――わぁぁぁぁ…



割れんばかりの歓声と拍手に包まれながら…ふたりは唇を重ねた……



スティーク様、神の前で誓います…



あなたを……愛してる…



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