いちばんの星 -side episode-


「あっ…」



自分が声を出していた事に気付かなかったラナは、エバンの言葉に顔を真っ赤にした。



そんなラナを見て、エバンは優しく微笑むと再びラナに向かって優しく囁いた。



「私は、貴女を愛します」



エバンに誘われて、ラナは再びこの前のレストランを訪れていた。



そこでラナに告げられたのは、正式に結婚を申し込むエバンの言葉。



とんでもない事をしたにも関わらず、それでも自分を愛してくれると言ったエバン。



その彼の優しさに、ラナの心は揺れた。



しかし…



「エバンさん…私…」



諦めようと思っても、やはり心の大部分を占める彼への思い…



「私…」



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