いちばんの星 -side episode-
「私も、見つける事ができました」
そのまま…ミュリエルはヴェルヌの唇にそっと自分の唇を重ねた。
「愛しています、ずっと…ずっと……」
あなたは私の…いちばんの星だから……
「ミュリエル…」
そのまま、ヴェルヌはきつくミュリエルを抱き締めた…
その腕の中で、ミュリエルは囁いた。
「ヴェルヌ様、お願いが…あるんですが…」
この美しい星空を、あなたは見てるかしら?
私たちが巡り合えたのは、この数多の星が巡り合うような奇跡…
そしてその中からたったひとつだけの、私達だけのいちばんの星を見つけられるなんて事は…もっと奇跡に近いはず……
ラナ、あなたも…この奇跡を感じてる…?